品 種 |
特 徴 |
コシヒカリ
|
美味しいお米の代表「コシヒカリ」は全国で作られていて、管内でも作付されるお米の6割を占めています。 もともと「コシヒカリ」はいもち病に弱く倒伏しやすいなど栽培しやすい品種とは言えませんが、ほんのりとした甘みともっちりとした粘りがあって炊きあがりのつやと香りが良いことから日本人の好みに合う品種のひとつです。 一概に「コシヒカリ」と言ってもその産地や栽培方法によって食味が大きく変わりますのでぜひ「白山こしひかり」を食べ比べてみて下さい。
|
コシヒカリ 特別栽培米 比咩の米 (ひめのまい)
|
JA白山ではこの恵まれた環境を活かし、消費者へ安全安心とさらにおいしいお米をお届けするため試行錯誤を繰り返し、平成22年に特別栽培米コシヒカリ「比咩の米(ひめのまい)」が誕生しました。 「比咩の米」は、霊峰白山の清らかな伏流水と昼夜の気温や寒暖差等の気象条件が整う鳥越や吉野谷、鶴来の山麓付近に地域を限定し厳格な栽培基準を守って作られたお米です。 また、収穫したお米は生産者毎に食味分析計にかけられ、成分値と食味スコアをクリアしたものだけが「比咩の米」となります。 その厳格な基準から管内で僅か700俵しか収穫できない「比咩の米」の大きな特徴はその食味で、炊き上がりに適度な粘りがありふっくらとしてお米本来の甘みと香りが感じられます。 その生産量から、JA白山の直売所や白山市内Aコープなど限られたところでしか購入できず、売り切れてしまうことも多い「比咩の米」ですがぜひ一度お召し上がりください。
|
ゆめみづほ
|
「ゆめみづほ」はコシヒカリの系譜である「越南154号」と「ひとめぼれ」の交配よって平成15年に誕生した石川県の早生品種です。 「ゆめみづほ」はコシヒカリと比べてやや粒が大きく、適度な粘りと歯ごたえがありさっぱりした味わいが特徴です。コシヒカリに匹敵する食味の良さを持ちながらどんな料理にも合うことからご家庭ではもちろん、業務用としても広く利用されています。 やや多収性の品種であり市販価格もコシヒカリより1割程度抑えられていることからお買い求めしやすく、石川県内ではコシヒカリに次いで2番目に多く栽培され食べられているお米です。
|
ひゃくまん穀
|
「ひゃくまん穀」は石川県が品種開発に9年の歳月をかけ平成29年に誕生した比較的新しい品種です。 「能登ひかり」と「北陸211号」の交配によって誕生した「ひゃくまん穀」は収穫時期が「コシヒカリ」より2週間遅く、ゆっくりと時間をかけて育つ晩生品種です。 その大きな特徴はひと目で分かるほどの粒の大きさで、炊き上がりはさらにボリュームがあって、しっかりとした噛みごたえとお米の旨みが感じられる食感が人気です。また、時間が経っても硬さや粘りの変化が少なく、冷めてももっちりとした食感と美味しさが保たれます。
「ひゃくまん穀」特設サイト(JA全農) https://hyakumangoku-pr.com/
|
ミルキークイーン
|
「ミルキークイーン」はコシヒカリの突然変異種から生まれた低アミロース米です。 アミロース含有量は低いほど粘りが強いお米となりますが、「コシヒカリ」の17~23%に対し「ミルキークイーン」は9~12%と非常に粘りが強く冷えても硬くなりにくい特徴があります。 その特徴から通常のお米より柔らかくなりやすいため炊飯するときは水量を10~15%ほど減らす必要があり、もちもちした食感を好む日本人向きの品種ではあるものの好みが分かれます。 そのまま食べる方もいますが、粘りが低い品種や古米となってパサパサするお米と混ぜて炊くことでおいしく食べられます。
|
新大正糯 (もち米) |
新大正糯は富山県原産のもち米で、生育は晩生で長稈のため倒伏に弱く、病気にも掛かり易いなど生産者にとっては作り難い品種で生産流通量も極めて少ないです。 しかし、粘りとコシの強さ、きめの細かさ、豊かな味わいが特徴で最高級のもち米とされています。 全国的にも生産者が少ない新大正糯ですが、JA白山もち部会では良質なもち米が生産できる中山間地域を中心に約40haを生産しています。 管内で生産される良質な新大正糯は契約栽培であるため市場に流通することは殆どありませんが、高級和菓子の最中種(最中の皮)や身近なところでは北陸製菓さんの「ビーバー」原料にも使用されています。
|
カグラモチ (もち米) |
「カグラモチ」はその名前から分かるように神事の歌舞『神楽』が由来で、神社仏閣のお供えにも使用されている最高級のもち品種の一つです。 「カグラモチ」は石川県を代表するもち米でお餅やお赤飯おこわ等に利用され、キメが細かく艶と強い粘りがあり、煮ても崩れにくい特徴があります。
|
五百万石 (酒米)
|
「五百万石」は北陸を産地とする代表的な酒米(酒造好適米)で、「山田錦」と並び日本を代表する酒米のひとつです。 JA白山管内は県内で最も良質な「五百万石」の生産地でしたが、コロナ禍による日本酒需要の減少などの理由によって現在の作付面積は最盛期の10%以下に減少しています。 しかし、石川県内で使用される「五百万石」の種子は現在も全量JA白山管内で生産されています。
|
百万石乃白 (酒米)
|
石川県内の酒蔵から県内で栽培できる大吟醸酒に適した石川オリジナルの酒米(酒造好適米)の育成が要望され、石川県農林総合研究センターが11年の歳月をかけて開発し令和元年に誕生したのが「百万石乃白」です。 石川県内の酒蔵で「百万石乃白」を使用した日本酒が発売され今後の普及が期待されます。
|